スプレーノズルによる省エネ化のご提案
空調設備等室外機のミスト冷却
最大約12%省エネに
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3月 24
本記事では、エアコンの室外機を冷却することでなぜ節電につながるのか、そのメカニズムを解説し、具体的な実証データと導入事例を交えながら、効果的な室外機冷却方法をご紹介します。
室外機冷却でなぜ節電になるの?
空調機や冷蔵・冷凍設備の室外機は、フィン(凝縮器)による外気との熱交換で排熱を行なっています。
外気温が高くなる夏場は排熱効率が下がるため、冷却能力の低下や過負荷運転によって必要以上に電力を消費してしまうという現象が起こりがちです。
室外機のフィン周辺にミストを散布し、気化熱効果を利用して外気温を下げることで排熱効率を正常な状態に近づけ、運転効率の低下を最小限に抑えることができ、節電効果をもたらします。
気化熱効果とは?
水は蒸発する際に周囲の熱を奪い、周りの温度を低下させます。
「水の微粒子=ミスト」は蒸発にかかる時間が短く、気化熱効果による冷却に適しています。
室外機冷却による節電効果の実証
2つの方法でミストを設置した時の節電効果を実証データとともにご紹介します。
ミストのみを設置した場合(A)とミストと遮光ネットを設置した場合(B)で、それぞれどの程度の省エネ効果が得られるのかを検証し、最大約12%の節電になることを確認しました。
■ 設置方法(イメージ)
| 設置方法 | ミスト(A) | 遮光ネット+ ミスト(B) |
|
| 使用ノズルの型番 | 6501 | 6502 | 6510 |
| ノズル数 | 3 | 3 | 3 |
| 水圧(MPa) | 0.2 | 0.2 | 0.14 |
| 水量(L/mim) | 約1.0 | 約2.0 | 約8.0 |
| 吸気温度(℃) | -3 | -5 ~ -6 | -5 ~ -6 |
| 電流値削減量(A) | -0.73 | -1.18 | -3.37 |
| 省エネ値(Kwh) | -0.23 | -0.38 | -1.07 |
| 省エネ率 | 2.6% | 4.1% | 11.8% |
ミスト単体を使用した場合でも室外機の周辺温度が3℃下がり、約3%の節電になりましたが、遮光ネットも設置するとさらに周辺温度を下げることができ、より高い省エネ効果を得ることができました。
また、遮光ネットを使用することで室外機が濡れにくくなったり、風の影響を受けにくいなどのメリットもあるため、遮光ネットの併用もご検討されることをおすすめいたします。
室外機ミスト冷却の導入事例
水道接続型ミストキットで夏の室外機冷却 最大デマンド値を 126kW(約 30%)削減
| 業界 | 食品メーカー |
| 課題 | ・夏場にエアコンの冷房能力が低下 ・倉庫のチラーの冷却効率が落ち、原料廃棄などの損失を負うリスク |
| 導入前 | 室外機の周辺温度を冷やすためにホースに穴をあけて散水していたが、うまく冷却できなかった |
| 解決策 | 簡単設置のミストキットを導入し、室外機のミスト冷却を実施 |
| 導入効果 | 最大デマンド値を126kW (約30%) 削減し、冷房能力を改善 |
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