【課題】空調機に蒸気式・一流体式加湿を採用していたが、高価な純水の浪費や高コストが問題に
大手デジタルサービスビジネスを展開している会社では、複数のデータセンターを有しており、各拠点には多くのサーバーが設置されています。サーバーの管理には温湿度の空調管理が重要となります。低湿度になると、静電気が発生し、静電気放電を起因とした半導体内部の破壊損傷、機器誤作動や塵埃付着によるショートが起きやすくなります。
同社では蒸気式加湿装置と空調機内水噴霧式(一流体)加湿装置を稼働させ、水にはカルキ分などが析出しないように純水を使用して対応していました。加湿については十分に機能を果たしていましたが、それぞれ以下の問題が生じていました。
蒸気式加湿:高いエネルギーコスト、夏季ボイラー稼働による高温作業環境
水噴霧式加湿:無駄水の発生、高額な設備維持費、コンタミ発生
【解決策】加湿方式を二流体スプレー式に切替
サーバー室の場合、空間に直接水を噴く加湿器は、機器が濡れるリスクを考慮し、あまり使用されることがありません。空間に間接的に噴霧をする空調機内加湿がよく用いられています。
同社では既設の空調内加湿の噴霧を一流体から二流体に切り替えました。二流体ノズルから噴射されるミストは一流体と比べて非常に微細なため気化が速く、ユニット内を濡らすことがなく、一流体方式にあった濡れによる錆発生がありません。また、噴霧した水が全て湿気として流入するため、排水による無駄水が発生しません。
さらにノズルメンテナンスが容易なため、蒸気式加湿のようにメンテナンス費用がかさむことがありません。
