高性能自動スプレーガンと精密コンローラーの導入で、故障対応作業を大幅低減、人件費を年間140万円以上削減

高性能自動スプレーガンと精密コンローラーの導入で、故障対応作業を大幅低減、人件費を年間140万円以上削減

問題:
某野菜の栽培工場では、野菜のスプラウトを生産しております。生産プロセスは屋内にてオートメーション化されており、連続的な生産が行われております。スプラウトの栽培には、育成後の栄養価向上を目的とした栄養剤を添加する工程があり、同工程も、自動で添加がおこなわれています。
栄養剤はスプラウトが複数数栽培されるケースの区画ごとに添加されており、ケースごとに処理がされていいます。
栄養剤は添加する量が決まっているため、定量スプレーする必要があり、また大量生産のため、高速で間欠添加する必要があります。同工場では添加用配管と電磁弁の組合せで添加を行っており、その組合せを区画数分設置し対応していました。この仕組みでは、定量性に問題があり添加量にばらつきが生じ、また、電磁弁への負荷が大きく故障が多く発生していました。その対応として、都度作業員が手作業で液を添加し対応していました。故障の頻度が多いため、作業員への負担が問題となっていました。

解決策:
定量性が高く、かつON/OFF の間欠作動に負荷がかからない方法として自動スプレーガンを採用。自動スプレーガンは、任意のタイミングで定量スプレーすることができます。自動スプレーガンの中でも精密高速制御が可能なパルサジェット電動スプレーガンと緻密な制御が可能な専用コントローラーを採用。

結果:
高速電動スプレーガンと専用コントローラーを用いて自動添加することにより、12個分の機構が不要となり、4個の電動スプレーガンで1 ケース分を高速で処理することが可能となりました。
電動スプレーガンを採用することで、定量性が確保され、故障も大幅に削減されました。結果として、作業員が手作業で対応する必要がなくなり、人件費を削減することができました。年間で144 万円の人件費削減です。

従来法からの削減人件費
  作業員2人2週間弱/月故障対応
  人件費2,000円/h/人×2名×作業時間3h/日×10日/月×12か月

=1,440,000 円/年

 

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この事例で使用している製品

PulsaJet Nozzles Range

PulsaJet自動スプレーガン

パルス制御方式の一流体自動スプレーガン。1サイクル最短0.006秒(1分間に最大1万回)の高速間欠スプレーを実現。
高速搬送ラインや微量スプレーに最適。バリエーション豊富なスプレーチップを装着可能。

AutoJet 1550+ Controller

1550+スプレーコントローラー

エアー駆動自動ガンのON/OFF制御から電動ガンのPWM制御までマルチ対応のコントローラー。

※現在は廃盤となっております。1850+をご覧ください。