導入事例

自動潤滑システムにより、トラックメーカーは 品質を改善し、オイル消費量を25%削減

導入事例

自動潤滑システムにより、トラックメーカーは 品質を改善し、オイル消費量を25%削減

問題:
大型トラックメーカーでは、プレス工程の前に609mm幅のフィードストックを潤滑油でコーティングする必要がありました。以前の潤滑油塗布システムでは金属シートへのオイル塗布が均一でなかったため、品質問題が生じていました。また以前のシステムでは過剰スプレーで無駄が生じ、ミスト飛散したオイルが周辺の装置や床に付着して、滑りやすく危険でした。

Automated metal lubrication system for truck manufacturing

解決策:
AutoJet®潤滑システムにより、潤滑オイルコーティングの課題を解決しました。この潤滑システムでは、6個の一流体UniJet®ノズルがシートを均一にカバーします。L210エアー駆動式ピストンポンプによって、各ノズルへ個別にオイルを供給します。ノズルはコイル潤滑装置内に設置されており、装置内でオイルミスト除去するため、作業員による吸入を防止できます。また、オイルを循環させて再利用することで、潤滑油の使用量を最小限に抑えます。過剰にスプレーされたオイルは、自動電磁弁により装置から供給タンクへ戻されます。システム内に異物が入らないようにするため、吸い込み管を通してオイルをろ過します。

結果:
AutoJet®潤滑システムによって製品品質は改善され、不均一な潤滑油塗布による廃棄率が10%削減されました。また、過剰塗布の防止によってオイルの使用量を25%削減し、ランニングコストの大幅な削減に成功しました。また、過剰スプレーの解消によって作業現場の安全性も確保されました。

➡年間約140万円のコスト削減を実現

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この事例で使用している製品

ベース装置

ベース装置には潤滑オイル用の35リットル供給タンクが含まれています。付属のエアー駆動式膜ポンプは、使用する潤滑液体に適応できるものが装備されています。可動式L210ベース装置のエアー駆動式ピストンポンプは、粘度の低いエマルジョン潤滑用として使用されます。

AutoJet Precision Lubrication System for Stamping

コイル潤滑装置

コイル潤滑装置には6個の一流体UniJetスプレーチップが含まれており、ストリップ幅全体に渡り、均一なカバーを実現します。コイル潤滑装置とオイルミスト抽出器の接続部分は格納設計になっていることで、ミストの浮遊を防ぎ、安全問題を予防します。

brass UniJet TPU spray tip

UniJet🄬 フラットスプレーチップ

UniJet🄬 フラットスプレーチップは幅広い流量からお選びいただけます。