健康食品メーカーで、新型スプレーヘッダー導入により錠剤コーティング工程の改善と約350万円の節約を実現

健康食品メーカーで、新型スプレーヘッダー導入により錠剤コーティング工程の改善と約350万円の節約を実現

問題:
ある世界的な栄養食品メーカーでは、錠剤コーティング工程の改善に迫られていました。
あるOEMメーカーのスプレーヘッダーが設置されていましたが、錠剤が過剰に塗布されることで、コーティングが一部剥がれてしまったり、錠剤同士がくっついてしまったりなどの品質不良を生じていました。
品質問題により多くの製品廃棄が必要となり、企業の収益に深刻な影響を及ぼしていました。
また設置されていたスプレーヘッダーは、清掃やメンテナンス、位置決めに多大な時間を要していました。

Spray header for tablet coating

解決策:
VMAU型自動スプレーノズルが装備された54000型タブレットコーティングヘッダーを採用。
液、アトマイジングエアー、ファンエアーはノズルごとに個別に制御できるので、過剰塗布することなく錠剤全体に対して一貫したスプレーカバーを実現できるようになりました。
ヘッダーおよびノズルボディのモジュラー設計により、必要な時に素早く簡単なノズルのメンテナンスが出来るようになりました。

結果:
54000型ヘッダーの導入により、この錠剤コーティング工程は即座に改善されました。
過去生じていたフィルムコーティング問題による製品廃棄率および修正作業は15%以上削減され、さらに錠剤検査および仕分けに要する時間も短縮されました。
更にメンテナンス時間も短縮できるようになりました。
製造業者は1バッチごとの清掃およびスプレーノズル位置決めの時間を約30分短縮することにも成功しました。
これら全ての改善策により年間節約金額は約350万円となり、1年以内に投資費用を回収することができました。

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