装置メーカーが洗浄・乾燥システムで製品品質を改善年間約 420 万円のコストを削減
装置メーカーが洗浄・乾燥システムで製品品質を改善年間約 420 万円のコストを削減
問題：
装置メーカーHydrep 社の液処理グループでは、顧客から、特注の潤滑・洗浄機械の設計を要求されていました。
顧客はアルミ製プレートをレーザー切断した後、洗浄し乾燥する必要がありました。この後にプレートを溶接する必要があるため、表面に汚れが残らないようしっかりと乾かすことが重要です。
以前は圧力洗浄機を使って手動で鋼板を洗浄し、コンプレッサーエアーガンで乾燥していましたが、この工程は大変時間と手間ががかかっていました。
手作業では乾燥や洗浄が不完全なこともあり、製品がさびることもありました。
解決策：
洗浄用、リンス用、および乾燥用のノズルヘッダーを解決策として提案しました。
最初のヘッダーには 13 個の高圧 WashJet®ノズルが取り付けられており、17.2bar で再生水を噴霧します。
洗浄ヘッダーの後には 7個の VeeJet®ノズルを取り付けたヘッダーを設置し、5.5MPaで板をリンスします。
最後に、ブロア駆動の 36” (914 mm) WindJet®ブロアナイフをコンベアの上下に設置し、アルミ板の両面を水切りします。
結果：
この洗浄・乾燥システムにより、Hydrep 社は製品品質の向上と生産性向上を実現しました。
顧客先での返品パーツは 5%減少し、製品の再加工依頼率は 20%減少しました。
WashJet®、VeeJet®、および WindJet®製品を使用することで、ランニングコストも削減。
水の使用量が劇的にダウンし、コンプレッサーエアーは不要になりました。
新しいスプレー装置が設置されて以来、大幅に生産性が向上したため、洗浄及び乾燥作業を行っていた従業員は他の作業へ配置転換されることとなりました。
➡１か月あたり約 35 万円削減
