三次元タンク洗浄ノズルで半自動洗浄を実現人手洗浄による危険作業を回避
三次元タンク洗浄ノズルで半自動洗浄を実現人手洗浄による危険作業を回避
問題:
鶏ガラスープやデミグラスソースなどを取り扱う業務用調味料の工場では、多様な調味料を生産しています。
主要な取扱製品である液体調味料の製造には、大型タンクを用います。製造に使ったタンクは調味液が乾くと固着してしまうため、タンク洗浄には洗剤を用いた泡洗浄と、ハンドガンを用いた高圧洗浄が必要です。
しかし、タンクの高さは4~5mにも及ぶため、作業員が高圧洗浄機のハンドガンを片手に持った状態ではしごを上り、タンク上面のマンホールから身を乗り出し洗浄する為、高所な上に滑りやすく大変危険な作業となっていました。
また、安全に気を遣いながら手作業で洗浄するため、時間がかかり、水や洗剤も大量に使用していました。
結果:
人手による洗浄から三次元回転するノズル洗浄に切り替えることで、タンク内の高所において片手ではしごを下りる危険作業を回避することができました。
また、三次元ノズルによる効率化によって、洗浄時間の短縮、水や洗剤の使用量削減にもつながっています。機械による洗浄であるため、作業員による洗浄仕上がり差がなくなり、再現性を向上させることが可能となります。