【課題】出荷時の荷崩れ防止用ストレッチフィルムが環境負荷やコスト増大を招いている
ある食品メーカーでは、小麦粉・ホットケーキミックスなどを業務用・家庭用に製造販売しています。製品出荷の際は、パレットに段ボールを積み、荷崩れ防止のためストレッチフィルムで全体を固定していました。これらのストレッチフィルムは客先ですべて廃棄物になってしまうため、SDGsの観点から問題視していました。
そんな中、同社では新工場の立ち上げにあたり、ストレッチフィルム巻き付け機の購入を検討していました。しかし、従来から廃棄の問題を含めストレッチフィルムの運用は無駄が多く問題になっており、さらに装置が高額だったため、ストレッチフィルムを使わない荷崩れ防止策の検討をしていました。
【解決策】荷崩れ防止剤塗布システム「ロックシューター」を導入
荷崩れ防止剤と、荷崩れ防止剤塗布ユニット「ロックシューター」を導入しました。
荷崩れ防止剤とは、段ボール箱を積み重ねる際に、箱が動かないように接触面を接着し荷崩れが起きないようにするための水溶性接着剤です。
荷崩れ防止剤塗布システムは、タンク、制御装置、ノズル、ノズルホルダーがセットになっているユニットで既設ラインに後付けできるため、大規模な工事を行うことなく設置することができます。
付属のセンサーで、コンベア上を流れてきた段ボールを検知し、的確なタイミングで荷崩れ防止剤を塗布することが可能です。用途によって、手動・自動の切り替えや噴射回数・噴射時間を、タッチパネルで簡単に設定することができます。
【導入効果】ランニングコストを約90%削減
ストレッチフィルムを使用しなくなったことで、ランニングコストを約90%削減できました。
また、ストレッチフィルムはプラスチック原料で作られるため、CO₂排出量も大幅削減。
<コスト比較>
1パレット当たりのコスト
- ストレッチフィルムの場合 約90~110円
- 荷崩れ防止剤の場合 約12円
従来の年間コスト :
1パレットあたり90円、出荷量約10,000パレット/月
90円×10,000パレット×12か月=10,800,000円/年
導入後の年間コスト:
1パレットあたり12円、出荷量約10,000パレット/月
12円×10,000パレット×12か月 = 1,440,000円/年
10,800,000円-1,440,000円=9,360,000円
➡年間約930万円のコスト削減