クープ入れの手作業を自動化!水スプレーでパン加工の省人化と品質安定

クープ入れの手作業を自動化!水スプレーでパン加工の省人化と品質安定

【課題】手作業によるパンのクープ(切れ目)入れ工程の負荷と品質のバラツキ

あるパン工場では、惣菜パンや菓子パンを製造し、全国のスーパーマーケットやコンビニエンスストアへ卸しています。
同社では新商品開発にあたり、パンに切れ込みを入れる方法を検討していました。当初は作業員がカッターナイフで切れ込みを入れる予定でしたが、週3回、4時間程度つきっきりでパンに切れ込みを入れる必要があり、作業員の負担が懸念されていました。また、カッターで切れ込みを入れる場合、焼成後の開きがわるいケースがあり、作業員ごとの品質ムラも課題となっていました。

【解決策】ウォーターカットを用いた非接触の「クープ自動加工システム」導入

クープ入れの自動化

液圧のみで稼働する一流体自動スプレーガンに食品のスリット加工が可能な直進スプレーチップを装着しました。
今回導入した22AUH自動スプレーガンシリーズは、液圧噴霧式で、応答性の高いシリンダーにより的確にON/OFF制御をします。ボディ本体にスプレーチップを装着することにより様々なスプレー性能を発揮します。間欠制御によりすべてのパンに均一な切れ込みを入れることができるようになりました。
社内で準備したスプレー制御機器を使用し、センサーによって検知したタイミングに合わせて、パンのスリット加工を行います。
刃物によるスリット加工と比べて、ノズルを使ったウォーターカットの方が焼成後の開き具合が綺麗な点も導入の要因となっています。

【導入効果】クープ工程の完全自動化による省人化と焼成後の開き具合の改善

菓子パンのスリット加工を自動スプレーガンを使って自動化したことにより、作業者の負担が大幅に削減されました。
また、ウォーターカットの導入により焼成後の開き具合など製品の品質向上にもつながりました。
作業者 1名@2,500×4時間/日×3日/週=年間約¥1,440,000削減

一流体自動スプレーガン AA22AUH

一流体自動スプレーガン AA22AUH

  • 最大使用液圧4MPaの液圧噴霧自動ガン。エアーシリンダーにより1分間に180サイクル※まで任意のタイミングで自動ON/OFFスプレーを行います。
  • 各種スプレーチップを装着することにより、様々なスプレー性能を発揮し、水・油・離型剤などの液体を効率良く塗布します。
  • 直径12.7mmの取付ホールとロックスクリューがあり、取付け用ロッドへの素早い装着と位置決めが行えます。
  • ボディは全長約143mm、質量510g、22AUHはニッケルメッキのしんちゅう製、22AUH-SSはステンレス製です。バルブシートとパッキンはPTFE製、バルブステムはステンレス製。